確かに緊張感に欠けるし、大いに反省してもらいたい。
しかし、閣僚席での居眠り常習犯や、携帯のテレビを見ていた与謝野元金融・財務大臣の行状はまだ記憶に新しい。
遅刻のことを、鬼の首をとったように、批判し、言い募る、バカボン石波のしゃべり方に、自省心なき自民党の、矮小なオタク風の雰囲気を感じた。
今の自民党はガタガタだ。参議院を中心に、国会議員の流出が止まらない。バカの舛添(初代・政界ねずみ男)が、谷垣降ろしなどを口にし、自民党内部でもわれ始めた。
本人たちに自覚は無いが(自分たちが世界の中心だと思っているから)、安倍晋三と平沼赳夫(無所属)が、自民党本部で、極右団体の旗揚げをすること自体、すでに自民党は、仲間外れにしたはずの平沼にすら舐められるレベルだ。
今後も議員の流出は止まらないだろう。そして自民党は融解していく。
離党した議員たちは、本来は議員辞職すべきだと言うのが、私の意見だが、そういう制度では無いので、まぁ、無所属議員として、しばらく過ごし、民主党に分裂の動きがあれば、勝てそうなところに。なければ、民主党に入党しようとしているのだろう。
民主党は、自民党からの新規鞍替えを、全面拒否することを表明すると良いと思うが、そうしない方が自民党の融解は激しくなるだろうから、今のままでよい。
自民党は、野党でありながら、体質が官僚側のため、民主党政権を批判する材料を持たない。まさにブーメラン効果で、自分に帰ってくるからだ。
小沢攻撃が結局不発に終わった今、また次をしかけても、小沢が辞めることで収束してしまう以上、打つ手が何もないのが自民党である。
直接給付を含めた予算が成立し、実際に生活支援を受けた国民は民主党を支持するだろう。
自民党はそれを、何も言えずに見ているだけで、所属議員の流出を止めることもできずに衰亡していくだろう。
それで良いのだ。
次は、民主党に対する勢力として、極右(安倍、平沼)か、新自由主義(経済右翼・「みんなの党」、渡辺喜美等)か、または健全な保守(見当たらない)か、革新(共産、社民が脱皮できるか)か。民主党攻撃以前に、民主党以外は、今、自分たちの鼎の軽重が問われている。