この期に、また右翼・復古主義勢力が、一層の強硬発言をするであろうことは、予想に難くなく、それはそれで憂慮すべき事態と考えます。
しかし、今の日本、および世界の情勢で、日本が単独で軍事力の強化と行使に動くことは、まず不可能ですので、この問題は今日は横に置きます。
さて、政権交代後、日本のブログシーンは大きく様変わりし、それまで政権交代を目指して固まっていた、広い意味での左派(?)ブログ界が、「植草真理教の小沢崇拝」やら「反米・陰謀論者の巣窟」。そして「左派とは言えない様な、ただの不平不満ブログ」などに分裂しました。
この一面には、「政権交代」と言う一大テーマが終わってしまい、あまり思考力の無い人のブログでは方向性を失っていった、と言う面があるでしょう。
また、政権交代後の、鳩山政権の相次ぐ失態に、国民が期待を裏切られたということで、民主党支持もできなくなってきたというブログもあるでしょう。
「ミニコミ」である、個人ブログもそうであるし、他方「マスコミ」の方は、自民党の政権返り咲きを目指しての、なりふり構わぬ、反民主党キャンペーンを展開し、民主党政権の支持率は激減しています。
しかし、この半年。菅政権発足後、外発的要因による政権批判は多かったものの、政策に関する議論はあまり行われてきませんでした。
また、菅政権自身が、本来民主党のスローガンであった、「国民の生活が第一」や、菅首相就任時の「最小不幸の社会」、っと言うような思考から離れ、再度、新自由主義的な弱肉強食の政策に舵を切ったことは、政策論を放棄したマスコミや、ブログ界にとっては、関心事となりえなかったようです。
ですが、その間、以前の政権交代ブログの中の一部で、新自由主義に対抗していく、国民生活のあらゆる面での改善を目指し、国家による再分配の強化、高福祉を求めていく議論が、静かに高まっていたのでした。
その旗頭となったのは、ブログ「きまぐれな日々」のエントリー >>、http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1125.html
であり、以前から高福祉高負担国家を目指すと明言していた私や、経済通の「広島瀬戸内新聞ニュース」などの支持も受け、上記エントリーにもあるように、「鍋党」(まだ暫定ですが)をmixiのコミュニティとして立ち上げました。
ここで私なりの意見を宣言しますが、日本では財界の要請からか、アメリカ追従の新自由主義の拡大で、格差の拡大、貧困の増加、企業収益は伸びているのに、第二の就職氷河期が訪れようとしています。
また、名古屋の河村市長のように、減税を叫ぶポピュリズム的政治が幅を利かせているのも事実ですが、政治学的には、「減税」は、新自由主義の典型的政策で、富裕層にメリットが大きく、もともと納税額が少ない貧困層にはメリットが少ない政策なのです。
私(私たち)は、これに対抗し、大きな政府による高福祉の社会を目指し、そのために必要な財源を税制を含めどのように確保していくかを提言していく、新しいパーティーとして、上記「鍋党」を立ち上げました。
これは、新自由主義とも、保守主義とも違う、社民主義の新しい形態を模索するもので、活動を拡大し、今後、可能ならば政策提言をできる力を持った団体になろうと考えています。
関心のある方は、上記URLの「きまぐれな日々」のエントリーを参照いただき、賛同いただける方は、とりあえず、mixi内のコミュニティにご参加ください。
まだ、具体的活動は始めていませんが、今後、独自のサイトや共用ブログの製作などで、広く意見の発信と募集をしていきたいと考えています。
よろしくご検討ください。
ただ、高所得者の税額控除を廃止しようとしたり、少しは進歩していると思うのですが、どうでしょう?
(個人的にはその前に納税者番号制を導入すべきと思うけど)
一応僕も名前だけ鍋党に登録しました。
これから修論を書かなければいけないので、なかなか顔を出せないと思うのですが、よろしくお願いします。m(__)m