2010年12月13日

茨城県議会議員選挙、民主党惨敗

 かの有名な、イシバカ都知事の言葉を借りれば、「仄聞ですが」、茨城県議会議員選挙で、民主党の候補者は75%が落選するという結果が出たそうです。
 保守王国茨城とはいえ、東京への通勤圏も含む県ですので、農村型と都市型の選挙民双方がいる県での選挙です。

 私は、鳩山が醜態をさらす前までは、まだ民主党を消極的ながら支持をしていて、特に就任当初の雑誌寄稿論文に感銘を受け、民主党の議員候補者に応募してパスしたのですが、今は、鳩山の口ばっかりな面と現実のギャップに愕然とし、どんな好条件であっても、民主党から何かの選挙に立候補する気は、全くありません。

 今の菅政権にも期待はしましたし、民主党の支持率の低下の大部分は、長年自民党とべったりだった大手メディアが、こぞって民主党バッシングをしている結果であることも理解していますが、菅首相の性格ともいえる、深慮の無い、前のめり発言の多さにも辟易しています。

 実際の政治の状況を見れば、額は下がったものの、子供手当てや高校無償化、農家個別補償制度、高速道路料金の低下の試行など、自民党時代よりも良いことをしていますし、野党となった自民党の余りにも愚かで政策論ができない馬鹿さ加減には、民主党以上に嫌悪を抱きますが、民主党が全体としてみれば、国民の政権交代にかけた期待の大きさに対して、それを裏切った結果、反動として選挙で負けるであろうことは、この前の参院選のときにも感じました。

 また、その頃から、選挙での投票率が下がる傾向にあり、民主党に投票した無党派層がしらけてしまい、投票に行かなくなったことも、容易に予測できます。

 ですから、茨城県議会議員選挙で民主党惨敗、と言う結果も、ほぼ予想通りであったと思っています。

 ですが、自民党と民主党がまだ違うのは、民主党は「まだ」、自民党ほどは腐敗しておらず、また利権政治ともある程度は遠のいている点があります。ですから、私は民主党に失望しましたが、自民党を支持する気には到底なりません。
 実際、ここまでメディアこぞっての民主党バッシングが行われている中で、自民党が独自に行った支持率調査で、自民党に反感を持っている国民は6割を越すという結果が、数日前に公表されましたし、多くの国民が、民主は期待はずれだったが、自民にも任せたくない。と思っているのは事実のようです。

 ただ、では他に選択肢があるのか?という点が最大の問題で、「確かに『野党』」の共産党や、マイナスイメージを引きずり政策立案能力にも欠ける社民党では、弱小すぎて、政権を任せるところまでは行きません。

 おそらく、茨城の動向は、投票率が下がる中で、固定票をかかえる自民党に回帰した人が多いことでしょう。
 茨城県は、連合内の、旧・同盟系の労組としては、日立グループが大きな勢力を持ちますが、直接的に利権にあずかれない一般労組員の投票の動機は弱く、古いやり方の選挙で自民が勝つ結果になったのでしょう。

 それにしても不幸なのは、民主党が余りにも情けないことです。
 自民党が無能な世襲のボンクラ息子どもの集団で、利権のため「だけ」に集まった政党に成り下がっており、今も御用メディアのバックアップを受けても支持率がなかなか上がらないのは、国民のためになる政策を何も提案していないことも理由のひとつでしょう。

 逆に言えば、民主党はその公約にあった、公務員制度改革(天下りの完全禁止)、取調べの可視化などを、公約どおりに行っていれば、何も政策立案しない自民党との差が際立ち、もう少し支持が残ったでしょうに、それをやらない以上、民主党惨敗もむべなるかな、です。

 民主も自民も選べない。
 そんな不幸な状況になってしまった日本の国民は不幸といえるでしょう。

 実は、先日書いた、鍋党のスタートの基礎には、やがては、新・社民主義ともいえる、新自由主義と対極にある、国民生活重視の政策を立案しうる政策集団を作ることを目的にしているのです。
 そのまま発展させて、国政、地方政治に乗り出すところまでは考えていませんが、ケインズ経済学を古いとして、弱肉強食の新自由主義を導入し(アメリカの猿真似)、結果、大企業だけが儲けて、万骨枯る、と言う状態になっている今、それに替わるテーゼを提出しようと言う物です。

 民主でも自民でもない勢力。もしくは民主党がわれわれの思想を取り入れて、初心に返って、国民のための政治を目指すならば、日本の政治も安定に向かうのですが。

 かつての民主党トロイカ(鳩山・小沢・菅)の誰もがダメダメであったという事実は、もはや日本では新自由主義的、アメリカ追随路線では、政治が成り立たなくなったことを示しています。

 当面は政治の混乱が続くでしょう。

 しかし、それは、新たな動きを生み出す前の暗黒であると考えるしかやり切れなくて、政治ブログなどやっていられません。

 以 上
posted by ジャッカル at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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