4年前、安倍政権発足に伴い、あの狂気に冒されたような、うつろで異様な目をした、復古的軍国主義者の登極に、言い知れぬ恐怖と不安を感じて、アンチ安倍・自民党のブログを始めた直後。同じような目的のブロガーとのネット上での共闘をし始めてからも、丸4年が経ちました。
一時は、そこそこアクセスを集め、しかも熱心な読者を抱えるブログにまで成長しましたが、政権交代を機に閉鎖し、民主党が何をするかをみてきました。その後、再び、政策論を重視するスタンスでの今のこのブログを始めました。
振り返るに、今、自民党とその陣笠マスコミが批判している民主党の行為のほとんどすべては、安倍、福田、麻生政権下では日常茶飯事のように起きていたことを、良くもまぁ、口をぬぐって非難だけしているよな(しかも自民党の政策論は全く見えてこない)、と思います。
くだんの安倍は、いまだに自分が首相に返り咲くのを夢見ているようで、一度は結託を約束した平沼赳夫と、その後1週間を経ずして袂をわかち、平沼は「立ち(あ)枯れ日本」をつくり、安倍は自民党に残りました。
これも、自民党に残っていた方が、再び首相になれるという幻想を抱いていることと、多分平沼と、新党の主導権で争ったのでしょうね。
相変わらずの愚か者ぶりです。
今のこのブログは、完全に不定期更新になりました(前のブログでは毎日更新)が、少しずつですが、読者も増えているようです。ありがたいことです。
ただ、4年前、反安倍で共通していた、多くのブログ仲間が、その後植草一秀のブログの丸写しをするだけの、植草真理教・小沢個人崇拝に堕落して行ったのを、残念に思います。
小沢に何か、期待すべき物をしっかり持っていて支持をするなら良いのですが、植草が語る、「悪徳ペンタゴン」陰謀論に、頭からはまって、何も考えず、カルトのような発言を繰り返している、思考放棄の丸写しブログばかりになっていくのを、諦めにも似た気持ちで見ています。
この人たちは、自分で政策論や、自分の意見を持つことができず、「自民党を叩く」と言うことが出来なくなったら、自分ではどうして言いかわからずに、植草のファナティックな論調に乗せられたのだろうな、と思います。
要は、誰かをバッシングしているだけの人々で、今はそれが菅政権になっているだけなのですが、それが、前に非難していた自民党を利することに、気づかないのが不思議です。はっきり言って、「愚か者」と思います。
でも、まぁ、そんな奴らを批判しても非生産的なので、自分のブログでも、植草批判を数回やっただけで、後は無視を決め込んでいます。
実際、アフィリエイトなどの金儲けのために、ランキング上げに血道を上げているブログもいくつかあり、そういうところでは、罵詈雑言をはくとアクセスがあがるという、非常に低レベルなポピュリズムに堕しています。読む気も起きません。
他方、残った、数少ない論理的、かつ自分の言葉でしゃべっているブログを新たにいくつか見つけ、参考にしています。
ネット言論なんて、全くの泡沫に過ぎず、先日小沢がネットを重視する発言をしたとき、小沢ももう終わりだな、と思いました。
なのに、ネットで声が大きいのが真実、と叫ぶ、元・リベラル系ブログは、では極右ブログがランキング上位を独占しているのに、日本がそうはならない理由がわからないのですね。ネット言論が真っ当で多数派なら、今頃憲法が改悪され、右翼政権ができていますよ。
今後は、そういう狂態とは別のところで、自分の言いたいことを書いていくだけだと思っています。
では。