今、現在、民主党の評判が悪い理由はよくわかります。理由は3つあって、1つ目は単なる自民党御用達マスコミの徹底した反民主宣伝に乗せられているバカが多いこと。
2つ目は、とにかく、公務員制度改革、取調べの可視化、派遣業法の改正などの公約を全く守っていないこと。3つめは、鳩山とその腹心の平野が火をつけて火事を拡大しまくった、普天間基地移設に関することで、期待を持たせて、裏切ったことへの不信感。
2、3つめに共通するのは、政権交代による変化と改善を望んだ多くの国民の期待を裏切ったため、それだけ批判が大きいということです。
では、しかし、です。
次の衆院選で、自民党を勝たせたら(いや、自・公・みん連立でも)、上記の問題が解決するかと言うと全くその可能性は無く、より悪くなることは確実です。
消費税の問題もしかり。
さらに、一部とは言え、マニフェストを実行している、子供手当て、高校無償化、農家個別補償制度、これらは確実に撤廃されるでしょう(最後のはわからないが)。
とにかく、民主が期待はずれだったといって、自民に戻したらもっとひどくなります。「失われた20年」の長期不況をもたらしたのは、誤った経済政策を採り続けた自民党政権のツケですし。それが2世、3世の集まりで、より無能になった今の自民党執行部に、改善が可能とは思えません。
次の選挙では、統一地方選もその後の衆院選でも、「絶対に自民党に投票してはいけません!」。
では、どこに投票するのか?あるじゃないですか。政治保守の方は国民新党にどうぞ。「アカの壁」(日本人に刷り込まれた反共アレルギー)に抵抗の無い人なら、共産党だって社民党だってあるじゃないですか。
民主党の体たらくで、日本に保守2大政党制はなじまないことが当面ははっきりしました。
自民はダメ、民主もダメ。ならば、その他のところにとりあえず任せてみるしかないでしょう。少なくとも共産、社民なら、大企業とは敵対するでしょうから庶民の味方です。
とにかく、自分の私腹を肥やすことしか頭に無い、自民党にだけは絶対に政権返り咲きを認めてはいかんのですよ。
それがわからない人はせめて棄権しましょう。
菅政権は次の衆院選までにしっかりと実績を出さなければ。
僕らも、消費税以外に、格差是正と税収増加を両立できる方法を考え、発信していかないとまずいですね。
個人的には、所得税(まだ税収の大きさとしてはこの税が1位と聞いています)をかつての80%に戻す(もちろん金持ちほど多く取って)という手が有効な手段の一つと思います。